「通信制大学は恥ずかしい」そんな声を聞いたことがあります。これって
- 通信制大学卒だと言ったら下に見られる
- 通信制大学は入試もなく通学制大学の下だと思われている
- なんとなく恥ずかしいと思っている
こんな劣等感からくる感情ではないでしょうか?
では、実際はどうなのでしょうか?通信制大学を卒業した僕が、「通信制大学卒」と伝えた時の反応や「通信制大学で勉強している」と伝えた時の周囲の反応。そして、「通信制大学卒業」と言うときの僕の気持ち。
正直なところをお伝えしていきます。
通信制大学卒業は恥ずかしい?私の結論
基本的に「恥ずかしく感じることはない」。でも「恥ずかしく感じる時があった」の2つです。
「結論じゃないだろ!」と突っ込まれそうですが、実際にそうなのです。これは「シチュエーションによる」とお伝えしたほうが正確です。
詳しくお伝えしていきます。
恥ずかしく感じることがなかったシチュエーション
通信制大学入学前や在籍中に「恥ずかしい」と思ったことは一度もありません。
これには理由があります。まず働きながら通信制大学へ行くことを決めました。「何か勉強しよう」と思ったのがきっかけでした。
資格取得のためにスクールに通う。オンラインで自分の興味のある分野を勉強する。たくさん学ぶ方法はありましたが、ふと「大学ならいろんなこと学べるし、大卒資格も取れるし」と大学で勉強することを決めました。
大学も2部(夜間)に行くことも考えましたが、「働きながら」を考えるとどうしても難しく「通信制大学」を選択しました。
友達たちにも「通信制大学に入って勉強する」といいましたが、恥ずかしさはありませんでした。
おそらく「自分で勉強すると決めて、通信制大学を選んだ」というだけで恥ずかしさを感じる要因がなかったからだと思います。
通信制大学卒と言うのが恥ずかしい、と感じたシチュエーション
「通信制大学卒業」と言うのが恥ずかしいと感じる瞬間は「大学はどこですか?」という、普通の会話の中で聞かれて答えるときでした。
通信制大学卒業後に転職しました。その転職先の先輩と話している時でした。
お互いのことを知らないので会話の流れとして住んでる場所や前職のことなど、他愛もない話をしている中で「どこの大学出身?」と聞かれた時に「通信制大学卒業」と答えることに恥ずかしさを感じました。
あまり知らない人に対して学歴を伝える時に恥ずかしさが出てきました。
通信制大学に入学する・勉強していると伝えた時の周りの反応
「通信制大学」で勉強していると自分から進んで伝えることはありませんでした。特に恥ずかしいからと言うわけではなく、単に会話の流れで伝えるタイミングがなかっただけです。
でも、仲の良い友達や同僚・上司にはタイミングがあって伝えました。その時の反応を紹介します。
友達の反応
友達数名で飲みに行ってたときに、何となくの話の流れで伝えました。
「何か勉強した方がいいかと思って通信制の大学に行くことにした」とみんなに伝えました。
友達は「へぇーそうなんや。一人で勉強するならモチベーション維持が大変やな」と興味を持ってくれ、誰も否定的なことやネガティブなことは言いませんでした。
ごく普通の会話という感じで、いくつか通信制大学の質問をされながら、話は終わっていきました。
同僚や上司の反応
親しかった同僚と上司と一緒にいるときに伝えました。
二人とも「マジで?何学部?」と通信制大学に行くことに興味を持ってくれました。
二人とも働きながら通信制大学で学ぶことは大変だろうなということを想像できたようで、応援してくれました。その後も「勉強順調?」など気にかけてくれることも多々ありました。
なぜ通信制大学は恥ずかしいと感じるのか?
ネットでは「通信制は恥ずかしい」という情報をちらほら見つけました。
私なりになぜ通信制は恥ずかしいと感じるのか分析してみました。
「学歴」を下に見られていると感じてしまう。
日本は学歴社会です。そして日本の大学は大学を卒業する以上の受験に合格する難易度が高いのは有名な話です。
多くの人は「〇〇大学を卒業している」と高学歴の人を見る時、「4年間レベルの高い大学で勉強した人」と言うより「難しい受験を突破した人」と無意識に思ってませんか?
日本人の意識に「学歴=難しい受験を突破」という構図が成り立っています。
通信制大学には受験はありません。その代わり卒業は難しいです。しかし、ほとんどの人はそれを知りませんし「通信制大学」って誰でも入れる。その程度のイメージしかありません。
「難しい受験がない大学」は学歴が下と思い込んで、恥ずかしいという感情が出てきているのだと思います。
友人や同僚に通信制大学に通うと言いづらい
日本で大学に進学する人のほとんどは高校卒業してすぐの人が多いです。海外では学び直すために、いったん働いて、お金を貯めて大学に行く人もいます。
日本では働きながら学ぶことや、「学び直し」ということがあまり一般的でないため、それを周りに伝えることを躊躇してしまいます。
「どう思われるだろう?」「どんな反応されるかな?」。そう考えるのは当然だと思います。
「一般的でないことをする」。日本は歴史的に同調的で協調性がある国です。自分だけ他の人と違うことをすることに抵抗があり、人と違うことをすると注目を浴びる可能性があり、それを恥ずかしいと感じるのではないでしょうか。
履歴書や面接で通信制とバレるのが恥ずかしい
就職や転職の際に履歴書を提出しますが、履歴書で通信制とバレるのが恥ずかしいと言う感情があります。
- 通学制の大学に進めなかった人
- 受験を突破するだけの学力がない人
そう思われるのではないかと恥ずかしいという感情が込み上げてきます。
しかし、これらは本人がそう感じているだけで、面接官は学歴よりもその人のパーソナリティや、これまでのキャリアを見る訳なので、必要以上に「恥ずかしい」という感情は不要なのです。
「通信制大学」に通っていると言いづらい場合の伝え方
「恥ずかしい」という感情を抑えて「通信制大学に通っている」ことを上手く伝える方法があります。
「通信制に通っている」ということではなく「何を学びに行ってる」かを伝えるのです。
たとえば、「今、心理学の勉強をしようと思って通信制の大学に行ってるのよ」と伝えると、話の中心が「通信制の大学」ではなく「心理学の勉強をしている」になります。
「なぜ勉強をしているのか」の理由も付け加えると、よりベターです。
「仕事で接客をするから、心理学勉強して相手の目線や行動、仕草にどんな意味があるのか勉強して、仕事に役立てればなと思ってね」
このような伝え方だと「通信制大学」に通っているという引け目から「学んでいる」という誇らしい気持ちが前面に出ます。
この伝え方は恥ずかしいと感じる人に使って欲しい方法です。
「通信制大学は恥ずかしい」のまとめ
「通信制大学に通うことが恥ずかしい」と感じることについて、僕の経験や考えをお伝えしてきました。
まず、周囲の反応と自分の目的に分けて考えれば整理できます。
「周囲の反応」は総じて好意的に捉えてくれます。学ぼうとしている、努力しようとしている、そんな人を下に見たりする人は少ないです。
もちろんゼロではありません。「学歴厨(がくれきちゅう)」と呼ばれる、過度に学歴を気にする人はいてますが、ごく少ない人たちです。
そんなことより、自分は何を学ぶために通信制大学に行くのか?なぜスクールや専門学校ではなく、通信制大学を選んだのか?そこを深く考え整理することで、「通信制大学は恥ずかしい」という感情を消すことができます。